句読点まで一気に選択したいときに
文を書いたり修正したりしていると、カーソルの移動に時間がかかることがあります。例えば、現在のカーソル位置から次の句読点までの部分を削除したいとき、Shiftを押しながら右矢印キーカタカタを叩いて句読点まで選択して削除をします。僅かな時間ですが、積み重なると大きな時間になります。
このときに、次の句読点(+改行・墨付き括弧)まで、一気に選択するマクロを作成しました。
Sub 句読点まで選択をする() Dim obj As String Dim eRng As Range Dim sRng As Range Set sRng = Selection.Range '現在の選択位置を記録 With Selection.Find .ClearFormatting .Replacement.ClearFormatting .Text = "[" & vbCr & "。、【】]" '改行・句読点・墨付き括弧を検索 .Format = False .Forward = True .Wrap = wdFindContinue .MatchFuzzy = False .MatchWildcards = True .Execute .Text = "" .MatchWildcards = False End With Set eRng = Selection.Range '改行・句読点・墨付き括弧の位置を記録 ActiveDocument.Range(sRng.End, eRng.End - 1).Select '文字を選択 Set sRng = Nothing Set eRng = Nothing End Sub
例えば、次のような文書を作成し、「買ったら固くてかめない」から次の句読点まで削除したいとき、矢印で示した位置にカーソルを持っていき、マクロを実行します。
すると、 「買ったら固くてかめない」から次の句読点まで選択されます。
削除キーを押して削除します。
削除後は、上のようになります。